目次(クリック可能)
アーユルヴェーダ
愛知県豊橋市のヨガスタジオ-ヨガテリア代表SATORUです。
この記事では、アーユルヴェーダって何?と思っていた方に、アーユルヴェーダをカンタンにザックリご紹介します。
こんな方におすすめ
- 「アーユルヴェーダ」って何?って思ってた。
- ヨガに興味がある。
- ヨガを少し深く知りたい。
- 生活習慣を変えたいと思ってた。
アーユルヴェーダという言葉を聞いたことがある人はいますか?僕がスタジオの生徒さんにお聞きしたら、10人いたら2人くらいが「聞いたことある」って答えるイメージかな。
どんなイメージですか?って聞いたら、「マッサージ(エステ)のイメージ」があるそうです。まぁ、間違ってはいません。しかし実は、アーユルヴェーダってすごく奥が深いし、人類の知恵の「叡智」であると僕は思います。もう生き方。
だから、ちょこっとネットで検索しようものなら、とんでもなく難しく感じるかもしれないし、そして歴史あるものだから、現代の僕たちには、取っ付きにくい表現があって、誤解してしまうかもしれません。
ちなみに僕も誤解というか、自分には縁がないと思っておりました。でも、アーユルヴェーダって本当に人類の知恵の結晶だと思いますよ。
あ!最初に言っておきます。僕自身はアーユルヴェーダにそんなに詳しく有りません。だから、きっと皆さんにも、取っ付きやすく説明できると思います。この記事を読んで、アーユルヴェーダに興味が出た方は、もっと学びを深めてくれたらいいなと思います。
ヨガとアーユルヴェーダの関係
ヨガとアーユルヴェーダは姉妹関係にあると言われています。どちらも紀元前1000年以上前に編纂(へんさん)された『ヴェーダ』という文献に載っています。
目的は同じで「心身の調和」と言ったところでしょうか。その方法論がヨガとアーユルヴェーダでは違いますが、アーユルヴェーダを作り上げた賢者はヨガをやっていたという話も聞いたことがあります。
現在でも、ヨガの先生の中にはアーユルヴェーダを取り入れている先生もいますし、アーユルヴェーダサロンなどではヨガクラスが開催されていたりします。
ヨガとアーユルヴェーダは姉妹関係とはよく言ったもので、切ってもきれない関係なのですね。正確に線引きすることも出来ないところもあります。
アーユルヴェーダとは
サンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)とヴェーダ(Veda/科学)を組み合わせた「生命科学」5000年の歴史のあるインド・スリランカの世界最古の伝統医療(予防医学)である。
生命や医学に関する知識を体系化したものであり、現代の自然療法や美容法の基礎にもなっている。
アーユルヴェーダは世界三大医学の一つであり、「実践的な生活健康法」として受け継がれてきた。現在、世界各地で現代医学を補完・代替する医療として利用されている。
健康法、幸せになる為の方法を全て網羅したもの、と言えばしっくり来るのではないでしょうか。
人が健康で幸せになるための全て。
・食事法
・養生法(ヨガ・瞑想)
↑ここにヨガが含まれています。
・治療法
・薬事学
と挙げましたが、先ほどご紹介したように、アーユルヴェーダは人が健康に、幸せに生きるための全てが網羅されています。ですので、人が健康になるには、病気の治療法はもちろん、病気を予防することも、すなわち食事法も含まれています。
そして、「生き方」についての哲学も、生活習慣も人間関係も全て。健康に、幸せになるための全てがここにある。そういう世界です。
「全て」を連呼しましたが、ヨガもアーユルヴェーダも生きるための「全て」が完全に網羅されています。
アーユルヴェーダはここから始まる。
アーユルヴェーダの特徴をご紹介します。
アーユルヴェーダの理論は、そのままでは、現代の私たちにとっては取っ付きにくいです。あるいは逆に、すごく神秘的です。ハマるかハマらないかは、分かれるかもしれませんね。
自分の体質を知る
アーユルヴェーダでは、人間の身体の中には目には見えないエネルギーが働いていて、人間の身体もそのエネルギーによって構成されていると考えられています。
そのエネルギーには3つの種類があります。それらが身体の体質となっていることから、まずは3つのエネルギーを知り、自分の「体質」を知ります。体質を知ることで、適切に体調を管理し、病気を防ぎます。
そのエネルギーを、「ドーシャ」と呼びます。ドーシャとは、「不純なもの」「病素」という意味。これら3のドーシャのことを「トリ・ドーシャ」と呼びます。
サンスクリット語で「トリ」は「3」です。トリコナーサナは三角のポーズですよね?これで覚えやすいと思います。ヨガを学んでいても、結構「トリ」って出てきますよ。
トリ・ドーシャ
トリ・ドーシャの種類
・ヴァータ・風
・ピッタ・火
・カパ・水
の3つに分類することができます。これらの3つのドーシャは個々人全て持っています。個々人で、その割合が違いますが、その人にとって、一番良いバランスで存在するのが「健康」な状態です。
逆を言うと、健康を損なったり、病気になった人は必ずこのドーシャのバランスが崩れています。
はい、もう、ついてこれない人、手をあげて。笑
ご安心ください。僕もそうでした。笑。でも、これ、最初に言いましたが、現代の日本人には取っ付きにくいのですが、よく出来た考え方なんですよ。
話戻しますね。
トリ・ドーシャの種類
・ヴァータ・風
・ピッタ・火
・カパ・水
↑これらのバランスは人によって様々です。ある人はヴァータ(風)がメインの人かもしれない。ある人はピッタ(火)かもしれない。ある人はカパ(水)かもしれない。
(基本的な3つのドーシャの中で、1つだけが優位という人はとても稀であり、人は3つ全てのドーシャを持っている。)
まずは自分がどのドーシャかを知るところから始めます。なので、アーユルヴェーダを知っている人たちの会話では、
「私、カパなの。」
「僕、ピッタだよ。」
「ええ!?そうなんだ!あなたヴァータっぽのにね!」
なんて会話をよく耳にします。
トリ・ドーシャの判断方法。
本来は、インドのアーユルヴェーダの医師が、視診、触診、問診、聴診を行いながら診察します。1年の中でも、また人の一生の中でもドーシャは変化するものです。
しかしながら、医師に見てもらえない人は、「簡易判断」することが出来ます。その「簡易判断」は、他のサイトを見てください。僕としては、あの簡易判断が受け付けなくて、アーユルヴェーダには何年も興味が持てずにいましたから。笑 (気が変わればまた掲載します)
でも、当スタジオのヨガインストラクター養成講座でもアーユルヴェーダを受講者さんに紹介しましたが、女性には比較的、興味が持ちやすいようです。僕のような男は頭が硬いのかもしれません。
ドーシャにより、食べ物・行動が異なってくる。
自分のドーシャを知ったら、ドーシャに合わせた食事、生活、病気の治療法があると考え指導が行われます。
確かに、西洋医学的に見ても、私たちの体質ってそれぞれ違うし、ある人には合った方法が、ある人には合わないなんてことがありますよね?
アーユルヴェーダでも同じです。それをドーシャと言う形で体系付けているのです。人間の身体は細かく見ればすごく複雑ですが、このドーシャの理論で全て解決できるくらいの理論がアーユルヴェーダにはあります。
確かに「人類の叡智」です。
その他、アーユルヴェーダの基礎知識
◆ダートゥ (身体を構成する7つの組織)
血漿・リンパ・(ラサ)
血液・(ラクタ)
筋肉・(マーンサ)
脂肪・(メーダ)
骨・(アスティ)
骨髄・(マッジャー)
生殖器系・(シュクラ)
上記のダートゥの増減は対応するドーシャにも影響を与える。したがってダートゥの乱れはドーシャのバランスが崩れ健康を損なうことになる。
ダートゥ?の乱れがドーシャ影響??
例:脂肪(ダートゥ)が増えすぎると不健康(ドーシャバランス崩れてる)ですよね?
なので、ドーシャのバランスを保つには、ダートゥを適切に整える必要がある。
◆アグニ(消化・代謝)
体内に取り込まれた栄養が消化され代謝されることをアグニ(炎)という。通常消化というと、西洋医学的には胃腸を示すが、アーユルヴェーダでは、上記のダートゥ全てが消化に関係していると捉える。全てにアグニが存在すると考えられている。
◆マラ
アグニ(炎)の燃焼による「燃えカス」として老廃物が作り出される。これを「マラ」と言う。
大便・小便・汗など大きく分けて3つあるが爪や髪の毛などもマラに分類されるので、マラ=老廃物というわけではない。マラが体の悪いものというわけでもなく、身体の状態を知るバロメーターとされている。
◆アーマ
食べ過ぎによる未消化物を「アーマ」と呼ぶ。アーユルヴェーダでは多くの病気がアグニ(消化器系)の不調から始まることを教示している。
◆アーユルヴェーダのマッサージ
多くは外国人向けにアレンジし直されたものである。インドではアーユルヴェーダ医師(BAMS)の資格は国家資格であり、現代医学と並んで治療が行われている。
一方、「商業化されたアーユルヴェーダ」の世界的な普及や、アーユルヴェーダ薬がサプリメントとして流通することで様々な問題も起こっている。
マッサージの種類
・アヴィヤンガ
・シロダーラ
まとめ:ヨガとアーユルヴェーダの違いとは?・その関係。
さて、今回は僕自身も苦手で合った「アーユルヴェーダ」についてお伝えしました。ヨガをする人の中にはこのアーユルヴェーダを生活にしっかりと取り入れている人がおられます。
ただのマッサージやご飯のメニューではなく、健康に幸せに生きるための「人類の叡智」であります。ここでは紹介していませんが、精神的な教えも深いものがあるでしょう。
このアーユルヴェーダは正直、受け入れららない人もいるでしょうが、気にしないでください。ヨガと姉妹関係にあるアーユルヴェーダをご紹介することで、「ヨガは、ポーズを取るだけではないんだよ。」ってことがお伝えしたかったんです。
ちなみに僕もアーユルヴェーダを日々実践している訳ではありません。ヨガと心理学の学びを日々実践しています。ちなみに心理学も哲学も追求すると同じ「答え」にたどりつきます。その答えにたどり着く方法として、僕には「心理学」が受け入れやすかったと思います。が、この話はまた別の機会に!
共感したあなたに
この記事に共感していただいた方がいれば、すごく嬉しいです。毎月数回、ヨガにまつわることをメールで発信しています。
もしあなたが忙しくて、ヨガのことが気持ちから離れてモチベーションがダウンしそうな時も、あなたの手元に何らか背中を押すメッセージが届きます。
(解除はいつでもカンタンに出来ます。)