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使用者目線でおすすめヨガマットをご紹介します。
まず最初に、ヨガテリアは個人経営の小さなヨガスタジオです。
ヨガマット販売はしていますが、ヨガマットブランドではないし、ヨガマット販売がメインの店舗ではありませんので、使用者目線でお伝えしていきます。
・メーカーとの絡みは一切ありません。
・まとめサイトではございません。
・広告でもありません。
細かいスペックなど難しいことは、抜きにしています。なので、少し曖昧な表現や主観も含まれますがあらかじめご了承ください。
その代わり、僕自身の感覚と、生徒さんたちの生の声を元にまとめていますので、ここでしか得られない内容があると思います。
では、どうぞ。
ヨガマットはどれも同じではない
まず、これは言っておきます。ヨガマットは同じではないんです。
「ヨガはマット1枚あれば誰でもどこでもできる」
まさにその通りであり、裏を返せば、ヨガを楽しむ上で、ヨガマットは非常に重要な「パートナー選び」のようなものです。
自分に最適なマットに出会うことで、ヨガの効果も上がり、自分自身のパフォーマンスも最大限に発揮します。大切なヨガの時間を安全かつ快適に満喫するためにも、しっかりと選びたいのが、この「ヨガマット」です。
一言でマットと言っても、お値段も、形も、デザインも、機能も、本当に様々ですので、最適なヨガマットを選ぶ参考になればと思います。
材質を選んでからデザインを決めよう。
ヨガマットを選ぶ上で、デザインはとても大切です。ヨガは、スポーツやエクササイズとは違い、「気持ち」がすごく影響するからです。
色や模様など、デザインは自分の気持ちに対して、大きな影響を与えます。普段持ち歩き、目にするヨガマットなので、
自分のテンションが、上がるデザインが良いというのは、当たり前のことですよね。
しかしながら、
デザインだけでヨガマットを決めてしまうのには、ご注意ください。
なぜなら、ヨガとはどんなポーズであっても、「身体と地面との接地面」が、すごく大切であるからです。
それは言い換えれば、身体とヨガマットとの相性が大事であると言う事です。
それを決めるものは、すなわち『マットの材質』です。
デザインはもちろん大切ですが、最初に材質を選び、しっかりと、ヨガのポーズを心地よく満喫するためにも、材質をしっかりと選びましょう。
ヨガマットのサイズ
大きさ | 170-180cm × 60cm 前後 |
厚さ | 3.5-4mm |
当スタジオではそれ以外のマットを求められた事もないです。もちろん、なんらかの事情で上記以外を求められる方もおられると思いますが、いわゆる「標準的」な大きさ・厚さと考えていただければと思います。
ヨガマットの材質の違い
ヨガマットの主な材質をご紹介します。材質により、手触りはもちろん価格・重さ・また、匂いが異なります。
1.PVC
メリット
・価格が安い。
・重さ普通。
・汗をかくと滑る。
・性能は普通で悪くはない。
デメリット
・いわゆるビニールなので、その臭いがある。
・耐久性:低。(表面がポロポロ削れやすい。)
・燃やすとダイオキシンが発生。
いわゆるビニールだと言えば一番伝わるかと思います。当然ビニールの手触りと臭いがあります。エコではないと言うイメージもありますが、「エコ」に対する価値観はその人の判断によるでしょう。
ホームセンターなどでは1000円以下で販売されています。
僕もヨガやり始めはこれを使っていました。1000円でした。低価格という意味では初心者向けかもしれませんね。すでにお持ちであれば、そのマットを大事に使ってください。
※現在、当スタジオでは人気がなく、取り扱いをしていません。
2.TPE
メリット
・臭いが少ない。
・軽い。
・質感もPVCより高級感がある。
・柔らかい。
・汗をかいてもPVCよりは滑りにくい。
・水洗いが出来る
・耐久性:中。
・リバーシブルの製品が多い。
デメリット
・PVCよりは高価。
・柔らかいので、人によってはしっくりこない。
・熱に弱い。(車置きは禁物)
リバーシブルで使えるヨガマットが多いです。リバーシブルであれば、両面使えると、色も気分で変えられる。寿命も2倍。
軽いと言うのは女性にとって大きなメリットであると思います。デザインも可愛いものが多い。熱に弱いので、特に夏場は車に置き放しは禁物。変形します。
※上記のPVC(ビニール)から短期間で買い換える方もおられるので、ヨガを続けていきたいのであれば、最初からお気に入りのヨガマットを購入するのが良いのかなと思います。
↓TPE素材のマット『MANDUKA』』『Anri&Bebe』詳細はページ下段。
3.ゴム素材 (天然・合成)
メリット
・滑りにくい。
・天然ゴムの匂い。
デメリット
・重い。
・天然ゴムの臭い。
手足に馴染み、しっかりとグリップしてくれますので、滑りにくいです。ゴムアレルギーであれば避けましょう。また、天然ゴムは独特の匂いがします。
ただし、天然ゴムの匂いは好みが分かれます。個人により、メリット・デメリットどちらにもなるでしょう。
自然な匂いとして好感を持つか、ゴム臭いとして嫌悪感を持つか。実際に匂いを嗅いでから、判断することをお勧めします。
重いのは難点です。
↓ゴム素材(自然ゴム&合成ゴム 混合)のマット『B YOGA MAT』詳細はページ下段。
4.マイクロファイバー
表面が布の様な感じ。多少フサフサしている。
その下はゴム。
メリット
・デザインが圧倒的にかわいい。
・汗をかいても滑らない。
・比較的に安価で良品が多い。
・洗濯可能
・嫌な臭いがない。
デメリット
・汗をかいてないと逆に滑る。
・汚れが気になる。
断然デザイン性が優れています。実は表面は布の様な手触りです。知らずにインターネットで注文して、驚く方もいる様です。
この手触りは、本当に好みが分かれます。(詳細は後述)
洗濯できると表記していますが、洗濯機に入れてもそんなに汚れは取れませんでした。そして形も少し傷んだ感が出てしまいます。
(後日、実験レポート予定。)
↓マイクロファイバー素材のマット『YOGA DESIGN LABO-ヨガデザインラボ』・『SUGAR MAT-シュガーマット』詳細はページ下段。
初心者おすすめ・上級者おすすめ、の線引きはない。
他サイトや雑誌、メーカーでは、ヨガマットの種類によって、初心者用や上級者用として分類されているかもしれません。
しかし、実際に使用する生徒さんを見てきた上で、当スタジオは、そこに線引きをしていません。
「初心者だからこのマット」
「このマットは上級者にこそ扱える」
などと言ったことはありません。これは今までヨガスタジオを運営して、実際にマットを選び使用されている生徒さんを見てきた立場として、自信を持って言えます。
ですので、
「初心者なのにこんなマット使ったら恥ずかしいんじゃないか?」
なんていう不安も、一切無用です。(※実はこの不安が結構多いんです・・・)
もしあなたが初心者であっても、ヨガマットは妥協せずに、選んでいきましょう。
自分に合うマットが良いマット。
上記までで、マットの特徴をお話ししましたが、実はここからのお話の方が、大事かもしれません。ヨガマットは、自分に合うマットが一番なのです。
1.手の平と足の裏に汗をかきやすいですか?
これは本当に重要なのですが、これを言ってるサイトや記事を見たことがありません。なぜ、こんなことを聞くのかというと、ヨガマットが手足に馴染む、というのは、
「滑る・滑らない」
というのが大きな基準です。この「滑る・滑らない」というのに、最も影響を与えるのが『手汗・足汗』問題です。
特に、「ダウンドッグの時に手がすべる」と困っている方は非常に多いですし、一番相談を受けるのもこのことです。
手が乾いた状態では全く滑らないマットも、手が汗で湿った状態では、一気に滑りやすくなることもあります。
ダウンドッグで手が滑る。
「ダウンドッグ」というヨガのもっともポピュラーなポーズ(下記)があります。
↑この時に、手が前方にズルズルと滑っていくことで、お悩みの方が大変多いです。
この理由に代表される様に、「滑らないマット」が人気であることも事実です。
2.ヨガマットを運ぶとき「車」「自転車」「徒歩」ですか?
ヨガマットは軽いに越したことはないのですが、しかしながら、軽いマットは種類も限られます。重くても、車であったり、お家で使うのであればさほど重量は気にしなくていいでしょう。
ちなみに、重いマットを持って遠出して歩くのは、男性であっても正直億劫です・・・(by SATORU)
3.どんなヨガを行いますか?
ヨガには大きく分けて、
・「静的なリラックス系の運動量少のヨガ」
・「動的なアクティブ系の運動量多のヨガ」
に分類されますが、どんなヨガをメインで行うかによっても、マット選びが変わります。
これもスタジオの生徒さんや僕自身の感想ですが、ヨガマットが分厚いと、膝を着いたときや、寝転がった時は心地よいのですが、立ったポーズでどんどん動くときや、片足でバランスを取る時は、逆にフワフワして不安定になります。
その理由から、僕は生徒さんにヨガマットを勧める時は、必ずその生徒さんが「どんなヨガクラスを好んでいるか」を把握した上で、おすすめしています。
あなたはどんなヨガクラスにメインで参加しますか?
全てを叶えるマットは存在しない。
さて、ここまでヨガマットの違いや選び方を、ご紹介してきましたが、最後に付け加えたいことは
「全てを叶えるマットは存在しない。」
ということです。
理想のマット
「軽くて良い匂いで、寝転がった時は柔らかくて、立ち上がってガンガン動く時は平べったくなって、バランスが取れて、手足が乾いていても湿っていても、滑らない。でも時と場合によっては滑ってほしい。もちろんデザインも超クール」
↑これは僕が理想とする完璧なヨガマットですが、正直存在しません笑。そう。完璧なマットは存在しないので、ご自身の身体や参加クラスや、持ち運びの環境などを考慮して、お選びいただけると良いかと思います。
そしてヨガマットは、長く続けていると、ご自身の要望や感覚も変わってきます。そのころは、ヨガマットも寿命を迎えていて買い換える時がきているかもしれませんね。それだけ大好きなヨガが生活に密着したと言う事です。
おすすめのヨガマット(ブランド別)
B YOGA MAT-ビーヨガマット
MODEL:EVERYDAY 4mm
こんな方におすすめ
- 滑らないマットが欲しい方。
- シンプルなマットが好きな方。
・説明
2014年 カナダ設立のヨガマットブランド。
2019年より日本に輸入される様になった今話題のヨガマット。
このマットは、ほとんど全ての人にオススメします。非常にグリップ力も高く滑りにくいです。ポーズも安定して取れると、評判も良いです。少し重い部類に入りますが、ゴム素材であればこれくらいの重さは、軽い方です。女性に人気あるので、その重さは許容範囲であると思います。
カラーがすごく洗練されていて、生徒さんの目を引いています。ロゴもシンプルでgood。
新品開封時は正直すごく臭います。しかし、その臭いは1日でほぼ気にならないレベルにまで、消えてしまいました。
今、ヨガテリアではイチオシです。
素材 | 自然ゴム・合成ゴム 混合 |
重さ | 1.6kg |
厚さ | 4mm |
価格 | 10,500円(税抜) |
その他、
トラベル用の2mm(TRAVELLER)、分厚い6mm(STRONG)が製品として存在する。
当スタジオでは4mm(EVERYDAY)を使用しています。
▼メーカーサイトへ
Yoga Design Lab-ヨガ デザイン ラボ
MODEL:COMBO3.5mm
こんな方におすすめ
- とにかくかわいいマットがいい方。
- 手の平・足裏が乾燥してない方。(汗かきの方)
素材 | マイクロファイバー(表面)・ゴム(ベース) |
重さ | 1.8kg |
厚さ | 3.5mm |
価格 | 8,500円(税抜) |
※キャリー用ベルトが標準で付属しています。(ブラック)
▼メーカーサイトへ
https://yogadesignlab.com/product-category/japan/
SUGAR MAT- シュガー マット
MODEL:Healing Heart 3mm
素材 | マイクロファイバー(表面)・ゴム(ベース) |
重さ | 1.8kg |
厚さ | 3mm |
価格 | 11,500円(税抜) |
上記、「Yoga Design Lab-ヨガ デザイン ラボ」・「SUGAR MAT- シュガー マット」の2製品ともに、マイクロファイバー素材で非常によく似ていますので、以下にまとめています。
マイクロファイバー素材のマットは「マットとタオルが一体化」という表現が、わかりやすいかとおもいます。
ゴムのマットに、タオルを貼り付けた様な作りになっていて、汗を掻いたら、汗はそのままマットに染み込みます。それは便利ですが、マメにマットを洗わないと、汚れて、臭くなります。洗濯機に入れて洗うこともできますが、毎日洗うのは難しいので、限界があるでしょう。
少し悪い面を書いた感じがありますが、僕自身はこのマットを使用していますし、すごく気に入ってます。
何度も洗濯機で洗うか、少し汚れたら買い換えるなど、価値観の違いがかなり影響すると思います。
手の平と足の裏が乾燥している人は、本当にスルスルっと滑ってしまします。ヨガを始めれば、すぐに手の平が湿っていると言う方には、すごく使いやすいと思います。
こちらも参考に
MANDUKA
MODEL:BEGIN
こんな方におすすめ
- 動くヨガも、静かなヨガもオールマイティにやりたい方。
- 気分によって色を変えたい方。
- 手の平・足の裏が「汗かき」でない方。
- 軽いマットが良い。
素材 | TPE |
重さ | 1.0kg |
厚さ | 5mm |
価格 | 6,800円(税抜) |
何と言っても軽いです。そしてリバーシブルで、両面使える。非常に多くの人に愛用されていて、当スタジオでも人気があります。良いマットなので、強いて欠点を言うと、5mmあるので、立ったポーズでしっかり動きたい人には、少し不安定かもしれません。
それは強いて言った欠点なので、ゆる〜いヨガをやりたい方には柔らかくて心地良いです。
僕も寝たまんまのヨガをやるって日はこんなマットが良いなと思います。
▼メーカーサイトへ
JADE
MODEL:Harmony Profesional Regular 4.5mm
こんな方におすすめ
- とにかく滑らないマットがいい。
- 手の平・足の裏に汗をかく。
- 少々重くてもいい。
- ゴムアレルギーではない方。
素材 | 天然ゴム |
重さ | 1.9kg |
厚さ | 4.5mm |
価格 | 13,000円(税抜) |
天然ゴム素材です。独特の匂いがしばらくあります。しかし、汗を掻いてもほぼ滑りません。このマットを愛用する方は、その「滑らない」と言うところに絶対的に信頼を寄せています。少々重いですが、女性にも人気です。4.5mmあるのですが、素材が天然ゴムなので、しっかりと踏ん張れるので、安定性はかなり高いです。僕もすごくおすすめします。
重いの他に難点を挙げると、表面がザラザラしてるので、埃(ホコリ)がたまりやすいです。ウエットティッシュで拭けないので、カーペット用のコロコロでホコリを取ると綺麗になります。その手間に有り余るくらいの魅力がこのマットにはあります。
▼メーカーサイトへ
Anri&Bebe
Reversible Eco Mat
現在編集中。
その他のマットも扱っています。
そして使用レビューも積極的に更新しようと思っています。